骨粗しょう症(Q&A)

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Q1. 骨粗しょう症とはどんな病気ですか?

骨粗しょう症とは、骨の内部がすき間だらけになって、骨が弱くなり折れやすくなった状態のことです。骨粗しょう症では、わずかな衝撃でも骨折してしまい、とくに、背骨、手首、腕の付け根、腿の付け根(大腿骨頸部)などに骨折が多く起こります。そのうち最も注意が必要なのは大腿骨頸部の骨折です。治療には数か月かかり、その間ほとんど動くことができませんので、とくに高齢者は体力が低下して、そのまま寝たきりになったり、余病を起こして早期に亡くなられることも少なくありません。このような骨折をしないために、骨粗しょう症を早めに見付け、治療することが重要です。

Q2. 治療が必要なのは、どのような症状が現れたときですか?

骨粗しょう症にはほとんど自覚症状がありません。症状が現れないまま進行するのがこの病気の特徴です。つまり、治療は何らかの症状が現れてから始めるのではなく、骨量が減っているとわかった時点から治療を始め、骨折を防ぐことが大切です。それにはまず、骨量測定検査を受けて、骨の強さを知ることが第一歩です。
 年とともに背が低くなったり、腰や背中が曲がって腰痛を起こすことがありますが、これは骨粗しょう症による背骨(脊椎)の圧迫骨折の症状の場合もあります。ぜひ詳しい検査を受けてください。

冊子では下記のよくある質問に図を交えて回答しています
  1. 骨粗しょう症とはどんな病気ですか?
  2. 治療が必要なのは、どのような症状が現れたときですか?
  3. 骨量測定はどこで受けられますか?また、どのくらいの頻度で受ければよいのですか?
  4. どんな人が骨粗しょう症になるのですか?
  5. 「骨代謝」とか、「最大骨量」という言葉を耳にします。どういう意味ですか?
  6. 骨粗しょう症の予防や治療にはカルシウムやビタミンDを摂るとよいそうですが、それらはどんなものに多く含まれていますか?
  7. 日本人はカルシウムが不足しているそうですが、それはなぜですか?
  8. カルシウムを多く摂りすぎる心配はありませんか?
  9. 市販のサプリメント(栄養補助食品)を利用しても構わないですか?
  10. 治療は一生続くのですか?
  11. 骨を丈夫にする運動の仕方を教えてください。
  12. 太陽に当たるとよいと聞きましたが
  13. 骨粗しょう症の薬には、どんなものがありますか?
続きは『骨粗しょう症(Q&A)』の
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発行:一般社団法人 日本臨床内科医会