慢性腎臓病(CKD)診療と地域連携に関するアンケート調査のお願い

慢性腎臓病(Chronic Kidney Disease, CKD)は末期腎不全の原因となるだけでなく、心血管疾患の重要なリスクファクターとして認識されるようになり、今や新たな国民病と位置づけられています。日本医師会や日本腎臓学会など関連諸団体はこれまで診療ガイド作成や世界腎臓デー関連イベントの開催等の啓発活動を行ってきており、マスコミでたびたび取り上げられることもあって、実地医家や一般市民の間でもCKDの予防や管理の重要性がかなり認識されるようになってきています。
そうしたなかでCKDの地域連携、医療連携システムについては先進的な取り組みを行っている地域もある一方で、地域間格差が相当あることが指摘されています。さらには医師の専門領域によってもCKD診療に大きな差異があることも推測されます。
しかしながら、わが国のCKD診療、医療連携については全国的規模の実態調査が行われたことがありません。
そこで、このたび、日本臨床内科医会で、CKD臨床の実態、医療連携の現況に関するアンケートを行うことになりました。この調査は今後のCKD診療のあり方や地域連携体制の課題を探るうえできわめて重要なデータを提供するものとなります。
全国の多くの先生方にアンケートにご回答いただけますようお願い申し上げます。