日本臨床内科医会

かかりつけ医のためのWEB講座

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第4回(2022年2月)

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オミクロン株とCOVID-19外来診療

日本臨床内科医会 学術部感染症班 桑原正雄

昨年12月からオミクロン株の第6波が始まりました。これまでとは異なり、無症状や軽症者が多く、中等症や重症で入院する人は少なくなっています。感染拡大が進んでいる全国の状況をみると、自宅やホテルでの療養者が激増し、さらに教育現場や家庭、高齢者施設・病院でのクラスターも増えており、療養者への医療について、コロナ対応病院だけではなく、かかりつけ医を含めた開業医の対応が地域では早急に求められています。発熱外来、療養中の感染者の健康観察や治療、後遺症外来などで参加されている開業医も多いとは思いますが、中等症Ⅰまでの感染者への新たな経口薬や抗体療法、オンライン診療、医療者感染者や濃厚接触者の観察期間の短縮などコロナ診療が可能な状況がさらに整ってきました。広島県の状況を紹介しながら、これからのコロナ診療を考えてみましょう。